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日焼け止めを使うと肌がカサつくのはなぜ?正しい日焼け止めの選び方

2021.3.26

紫外線対策のベーシックは日焼け止めクリーム。
コンビニやドラッグストアにも数多く並びます。
日焼け止めの研究開発も年々進み、
数年前まで、最高でもSPF50/PA+++だったものが、
SPF50+/PA++++のレべルのものまで
よく見かけるようになりました。
 
シミ・そばかすのない肌のためにと、
高SPFの日焼け止めクリームは人気ですが、
どうやって紫外線から肌を守っているのか、
肌にはどんな影響があるのか、
知っている人は少ないかもしれません。
 
高SPFの日焼け止めによく使われる
「紫外線吸収剤」と呼ばれる種類の薬剤をご紹介します。
 
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・メトキシケイヒ酸オクチル
・パラメトキシ桂皮酸エチルヘキシル
・ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
・ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
など
 
紫外線が肌の最大の敵であることは間違いないので、
防御策に力を入れることはもちろん大正解!
でも、日焼け止めの作用は、
決して肌に良いことばかりではありません。

紫外線吸収剤は、肌の表面と角質層に入りこみ、待機します。
紫外線が当たると化学反応を起こして、
紫外線を熱や赤外線などに変換して放出します。
 
だから、紫外線が体内に入らない、という仕組みです。
 
なんて優秀な成分!化粧品化学の力は素晴らしい!
と思わずにはいられないのですが、注意点があります。
 
紫外線吸収剤は、諸刃の剣。
この、“目に見えない化学反応”が、
肌に刺激となって肌荒れやかゆみを生じさせたり、
バリア機能を衰えさせて乾燥させるなどのダメージに。
SPF・PA値が高くなればなるほど、反応は強くなります。
 
外で過ごす時間が長くないにも関わらず、
高SPF・PAの紫外線吸収剤を使っていると、
紫外線を浴びるたびにむやみに強い化学反応を起こし、
それによって肌はダメージを受けることに。
紫外線から肌を守っているつもりが、その作用が強すぎると、
かえって肌を弱めることになるのです。
 
高SPFの日焼け止めを使い続けた時に、
ガサガサ、ボソボソ、と手触りが悪く、
乾燥が気になった経験はありませんか?
敏感な方はチリチリとした刺激を感じることも。
紫外線からは肌を守れていても、
薬剤によるダメージでバリア機能が傷ついた可能性があります。

紫外線が徐々に強くなっていくとはいえ、
春の日差しはまだまだ柔らか。
 
この時期から高SPFの日焼け止めを用いて、
むやみに肌バリアを傷つけることは避けなくてはなりません。
 
本格的な夏、バリア機能が低下した状態では、
肌自らが紫外線を防ぐ力が弱まってしまいます。
 
今、メインで使うべきはSPF20-30程度の日焼け止め。
これまで毎日のように高SPFを使い慣れた方には
やや不安に感じる数値かもしれませんが、
例えばSPF25であれば、日常的な日差しに
8時間以上あたり続けた場合の紫外線を守れるレベルです。
通勤したり、買い物に行ったり、
と過ごす1日には十分だと言えるでしょう。
心配な場合は、ルースパウダーを乗せて、
物理的に紫外線の光を反射させて防ぐこともおすすめです。
 
日焼け止めと上手に付き合い、潤う肌を育みましょう!

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<日焼け止め化粧下地> SPF25 PA++ 35g

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