日中は半袖でも過ごせるほど、気温がぐっと上がってきたこの頃。
薄着の準備、できていますか?
たるんだ二の腕、ぽっちゃりお腹、締まらない太もも…。
この先夏に向けて、ダイエットを意識する方も多いはず。
でも、大人のカラダは若い頃と同じ方法では手応えを感じにくい…のも事実。
ただ食事を制限したり、ストイックに運動をするだけでは続きません。
そこで見直したいのが、糖質と並んでダイエットの大敵とされがちな「油(脂質)」との付き合い方。
ここから詳しくみていきましょう。
油=太る、は思い込み。その油、味方に変えましょう
ダイエットを考えるなら「油っこいものは控えよう」と思うのは自然な心理。
でも実は、問題は油の「量」より「種類」にあることが多いのです。
脂質は、糖質・タンパク質と並ぶ三大栄養素のひとつ。細胞膜やホルモンの材料になり、脂溶性ビタミン(A・D・E・K)の吸収も助けてくれる、なくてはならない存在です。
問題は「油そのもの」ではなく、どの油を、どれくらい摂るか。
同じ「油」でも、その種類によって、カラダへの影響はまったく異なります。
保存版! 油の種類を知って賢く選ぶ
油は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分かれます。
飽和脂肪酸は、肉類・乳製品・パーム油・ココナッツオイルなどに多く含まれる油。
常温で固まる性質を持ち、摂りすぎると中性脂肪になりやすいとされています。生姜焼きや唐揚げ、チーズなど、日常的に口にしやすい食品に多く含まれるので、意識しておきたいところ。
一方、不飽和脂肪酸は、さらにいくつかの種類に分けられ、代表的なものは以下の4つ。
まずはトランス脂肪酸。
マーガリンやショートニング、インスタント食品・ケーキなどの加工食品に含まれ、摂りすぎは動脈硬化などのリスクが指摘されており、肥満の一因になることも。
知らず知らずのうちに摂っていることも多い、要注意の油です。
そして残りの3種類はオメガ系と呼ばれるもの。
オメガ9(オレイン酸)はオリーブオイルやキャノーラ油(なたね油)に多く含まれます。比較的安定していて加熱にも向いており、日常的に使いやすい油です。
オメガ6(リノール酸)はサラダ油・コーン油・ひまわり油などに多く含まれ、健康に良いとされていますが、現代の食生活では摂りすぎになりがち。加工食品や外食に多く使われているので、意識して控えめにするくらいがちょうどいいかもしれません。
そして、最も意識して「選びたい」のがオメガ3(EPA・DHA・αリノレン酸)。
青魚の魚油、えごま油、亜麻仁油などに豊富に含まれます。
中性脂肪やコレステロールへの働きかけが注目されており、現代人が最も不足しがちな油とも言われています。
だからこそ積極的に摂り入れたい油。
マグロやイワシなどの刺身、青魚の塩焼き、えごま油をサラダにひとかけ——小さな習慣から取り入れてみてください。
油は、抜くより「選ぶ」時代へ
つまり、日々の食事では、オメガ6(サラダ油・加工食品)の摂りすぎに気をつけながら、オメガ3(青魚・えごま油・亜麻仁油)とオメガ9(オリーブオイル)を意識的に選ぶこと。そして、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸(揚げ物・スナック・脂身の多い肉)は、できるだけ「ほどほど」に。
「全部やめる」のではなく、「質の良い油を選ぶ」だけ。
その小さな意識の積み重ねが、夏に向けたカラダづくりや、自分との新しい付き合い方の入り口になる。
賢く選んで、軽やかに。それが、大人の油との付き合い方です。