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梅雨でも対策必須。紫外線ケア、キーワードは「抗酸化」

2024.6.7

「今日は雨だから紫外線は少ないはず」
「曇りだからほとんど焼けないだろう」
なんて、紫外線対策をつい油断したくなる梅雨シーズン。
 
ですが、これは思い込み!
気象庁によると、紫外線が身体に与える影響は、曇りの日には快晴時のおよそ6割、雨の日でもおよそ3割にものぼるそう。
 
割合が少なく感じるかもしれませんが、紫外線を甘く見るのはNG。
例えば昨年2023年6月の最大UVインデックスは「9.8」でした。
(※UVインデックス:紫外線が人体に及ぼす影響を数字で表した数値)
 
曇りの日にその6割が降り注ぐとしたら、UVインデックスは「5.9」。
5.9というと、UVインデックスは「強い」に分類されます。
長袖シャツの着用を推奨されるほどの数値です。
 
そして例年4月のUVインデックスは「5」程度。
梅雨の曇り空でも春より強い紫外線を浴びていると言えるでしょう。
 
「梅雨だからきっと紫外線は弱い」という考えでは、あまりに無防備なのです。
 
曇りや雨の日は日焼け止めを塗らない。
または、塗る量を減らして外出する。
 
このような油断の積み重ねで、肌が紫外線ダメージを受けてしまうので注意しましょう。
梅雨とはいえ手を抜かず、1年を通した安定的な紫外線対策が必須です。
 
紫外線対策の定番手段は、日焼け止め。
ですがササッと塗るだけでは十分に効果を発揮できません。
 
梅雨は、高温多湿な日が増えて皮脂・汗が出やすくなる時期です。
するとベタついて日焼け止めが流れ落ちやすくなってしまいます。

日焼け止めの効果を十分にキープするには、塗り直しが必須。
忙しくて塗り直しが難しいときには、ルースパウダーで紫外線を散乱させるのがおすすめです。
ルースパウダーは皮脂を抑えるのにも役立つアイテム。
湿度が高い日でも、肌のサラサラ感をキープできるでしょう。
 
ただ、日焼け止めを念入りに塗っても、紫外線を100%カットできるとは言い切れません。
 
汗で落ちたり、塗りムラができたり。
それに、目や頭皮といった、日焼け止めを塗れない場所もあります。
 
では、日焼け止めがムラになった場所や、塗るのが難しい場所が紫外線を浴びると、肌にはどのような影響があるのでしょうか。
 
曇りや雨の日でも気になるのが、主にUVAという紫外線。
UVAは雲やガラスをすり抜け、天気にかかわらず私たちの肌に届いています。
 
UVAの特徴は、肌の奥深くまで到達し老化を進めること。
肌のハリや弾力の維持に重要な繊維(コラーゲンやエラスチン)にダメージを与えます。
その結果、シワやたるみといった肌悩みの原因に。
 
また、紫外線を浴びた肌ではメラニンが作られますが、必要以上に生成されることも。
過剰に作られたメラニンが溜まると色素沈着となって、シミやそばかすへとつながります。
 
もう1つ、紫外線が生み出す「活性酸素」の影響についてもぜひ知っておきましょう。
活性酸素とは、細胞をサビさせて肌を老化させるもの。
 
紫外線を浴びると肌の内側で活性酸素が発生し、細胞にダメージを与えます。
するとメラニンが作られすぎてシミやそばかすにつながるほか、肌の線維を破壊して、シワ・たるみを引き起こすことが。
 
「活性酸素」によるトラブルを予防する力(抗酸化作用)そのものは、私たちの身体にもともと備わっています。
ただし、この働きは年齢を重ねるとともに低下。
 
活性酸素を除去する働きの「抗酸化成分」を、サプリメントなどから補うことがとても大切です。

サプリメントなどで積極的に摂りたい抗酸化成分が、ポリフェノールです。
ポリフェノールは、植物によって作られる成分。
紫外線を浴びた植物は、自身を守る生存戦略としてポリフェノールを生み出します。
 
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、活性酸素を無害な物質へと変えるのです。
 
注意したいのは、抗酸化成分が入ったサプリメントで、日焼けそのものを防げるわけではないこと。
よくある「飲む日焼け止め」といった呼び方から、サプリメントの役割を誤解している人もいるかもしれません。
 
スキンケアの最後に塗って、紫外線をブロックするのが日焼け止め。
それでも侵入を防げなかった紫外線に対して、活性酸素が生まれないよう、抗酸化成分の力を発揮するのがサプリメントなど内側からアプローチするインナーケアです。
 
インナーケアは、たった1日で効果を実感できるものではありません。
毎日生まれ変わる細胞へのアプローチなので、大切なのは、日々の継続です。
 
曇り空でも紫外線は降り注いでいるから、日焼け止め対策はマスト。
加えて、抗酸化のためのインナーケアによる“飲む”紫外線対策を欠かさないようにしましょう。

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