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分子栄養学カウンセラー 山崎麻央さんと美容家 山本未奈子が語る『私の機嫌は「腸」でとる』(前編)

2023.12.11

体に必要な栄養素を吸収するのも、外敵の侵入から体を守るのも「腸」。健康の要ともいえる腸の健やかさが、全身の健康と美容につながります。
 
ブランド発足時よりインナーケアに着目し、商品開発を行ってきたSIMPLISSEから、2023年秋に新たに腸活サプリメント「シンプリス チョーカツ アクティブ プロ」が新登場しました。
 
発売を記念し、ゲストにソラーチェ代官山代表/分子栄養学カウンセラーの山崎麻央さんをお迎えしてトークセッションを実施。お通じの良し悪しだけではない、腸内環境が整うことのメリットやその方法について語り合いました。

細胞から健康を考える、「分子栄養学」って何?

山本未奈子(以下、山本)麻央さんは長年の私のパーソナルトレーナーでもあり、内と外から健康な体を作るための色々なアドバイスをいただくなど、長年サポートしていただいています。

 

山崎麻央(以下、山崎)私のスタジオでは、食事制限や激しい筋トレというよりも、姿勢の改善や、食事のとり方、自律神経の整え方など、無理なく一生続けていける健康法をお伝えしています。
 
未奈子さんは体型・体調維持のために今まで色々なことに挑戦していらっしゃいますが、その中で気づいた事はありますか?

 

山本私は3人出産し、その度に体重が20キロ増えました。毎度、いろいろなダイエットを試して、リバウンドも経験しました。ようやく行き着いたのが、腸内環境を整えながら規則正しい生活をするという、とても基礎的なことだったんです。
 
昨年、体調を崩したのをきっかけにグルテンフリーや添加物を控えることを始めて、今が一番調子良く快適に過ごせています。

 

山崎まさにそれが分子栄養学的な考え方ですね!

 

山本麻央さん、分子栄養学について改めて教えていただけますか?

山崎私たちの体の最小単位は、細胞です。口から取り入れた食べ物は、消化・吸収を経て体に入り、細胞がその栄養素を分解してエネルギーを作ったり、髪の毛や皮膚として生まれ変わったりします。私たちのDNAも、アミノ酸や葉酸などの栄養素でつくられています。
 
病気を予防するために栄養素を摂るのが一般の栄養学なのに対して、分子栄養学は、単なる予防を超えて、一つ一つの細胞が正常に機能するために必要な栄養素はどれくらいか、その最適な量とバランスを整えるということを念頭においた理論です。
 
そして、その栄養素を吸収・分解・排出するのは腸ですから、腸が健やかであることがとても大切です。

 

お通じ改善で肌が綺麗になる!?
それどころじゃない!「腸活」のメリット

山本腸を健やかにする「腸活」というと、まず「便秘解消」とか「出す」ことをイメージする人が多いと思うのですが、それだけじゃないというのはだんだん知られてきていますよね。
私たちの腸には1000種類、100兆個にものぼる腸内細菌が棲みついていて、重さにするとなんと1.5キロにもなるんですって。

 

山崎ここ10年ほどの研究で新たな働きが解明され、腸と脳が密接な関係にあり、腸内環境が整うことで自律神経も安定するという考えも浸透してきましたね。

 

山本腸が体にもたらす影響はたくさんありますので、一つずつ確認していきましょう。

 

山本まずは「肌」。肌は腸の鏡とも言いますね。腸内環境が悪くて栄養をきちんと吸収することができないと、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅くなって肌色がくすんだり、潤いをキープするのも難しくなります。スキンケアと同じくらい、もしかしたらそれ以上に腸内環境は肌のためにも大切です。

 

山崎あとはダイエットも。ワシントン大学の研究で、腸内を無菌状態にしたマウスに、肥満マウスの腸内細菌を移植したところ、そのマウスも肥満化したという発表が、以前話題になりました。コレステロールや中性脂肪を下げることに腸内細菌が関係することがわかってきています。

 

山本それから「質の良い睡眠」もですね。
私たちが眠くなるのは、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」の働きによるものです。メラトニンの材料は、その90%が腸で作られるセロトニン。腸内環境が良いとセロトニンがたくさん作られるので、眠りの質が良くなります。

 

山崎「アレルギーの抑制」も腸の大切な働きです。アレルギー反応を引き起こすのは、リンパ球という白血球の一部です。リンパ球は2種類あり、免疫を強めるものと、免疫が行き過ぎないように抑えるものがあります。
 
このバランスがとれていることで、重い感染症にかからず、ひどいアレルギーにも悩まされずにいられます。
免疫を抑えるほうのリンパ球が少ない人は、免疫反応の抑制が効かずアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギーを発症すると考えられます。

 

山本身近なものでいうと、「冷え」も腸と関係が深いですね。冷たい飲食物をとることで直接胃や腸が冷えると代謝が落ちてエネルギーが作られにくくなりますし、栄養不足の場合も腸の機能が低下します。腸の動きの悪さは血行不良につながり、冷えが加速していきます。

 

山崎「免疫力」を高めるのも腸ですよね。
腸には、免疫細胞の約7割が存在しています。口から侵入したウイルスや病原菌を取り込んでしまう危険にさらされていますので、それらと戦う免疫細胞や抗体が大量に存在していて、体を守っています。
腸内細菌が免疫細胞をサポートすると、抗体が効率よく生み出され、免疫の調整機能もよく働くようになります。

 

山本「ストレス」と「疲労感」も腸に関係していますね。
病気と診断されていなくてもなんとなくだるい、朝起きるのがつらいと感じる方は少なくありません。ストレスによって脳がダメージを受けると、その影響で腸に炎症が起きたり、またその逆も起こります。
 
ビジネスパーソンに目立つ疾患として知られる「過敏性腸症候群(便通異常や不快感が慢性的にある状態)」は、ここ数年のリモートワークによるストレスの影響か増えているそうです。腸内環境が整うことで、症状が緩和されることが期待されます。

 

山崎こうして見てみると、健康もダイエットも、メンタルさえも腸とつながっていることがわかりますね。体と心の健康は腸がカギを握っていると言っても過言ではないと思います。

 

山本そうですね。忙しい毎日のなかで、肌の不調を感じたり、太りやすくなったり、疲れやすくなったりと日々色々な悩みは尽きませんが、腸内環境を整えることで解決できることがたくさんあるということですよね。

 

“腸で機嫌が取れる”ってどういうこと?

山崎緊張するとおなかが痛くなったり、旅行先などで環境が変わると便秘になったりすることってありますよね?

 

山本ほとんどの人が経験したことがあるんじゃないでしょうか。

 

山崎そうですよね。これは、脳が自律神経を介して腸にストレスの刺激を与えることで起こる「脳腸相関」による現象なんです。
最近の研究で、腸内環境が悪くなると脳で不安感が増すなどの影響があることがわかってきました。気分がアップダウンしたり、イライラしたり、そんな感情の起伏はこれまで脳が司っていると思われていましたが、実は腸の状態が深く関わっているんですね。

 

山本脳と腸は常に信号を送り合っているんですね。
私が昨年うつで寝込んだ時も、そもそもの原因は過度なストレスで腸内環境も相当悪化していたと思います。思い返すとその頃は慢性の便秘にも悩まされていました。

 

山崎快楽ホルモンとも呼ばれるドーパミン、ストレスホルモンと呼ばれるノルアドレナリン、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンは感情を支配する代表的な脳内神経伝達物質ですが、その多くは腸で作られます。
 
特にセロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンの暴走を抑制するので、気分を穏やかにしてくれます。

 

山本まさに、腸で機嫌が取れるということですね!

 
開催場所:BENE-
東京都港区南青山5-8-5 THE PLAYHOUSE 3階
03-6869-0124

 
>>後編では…分子栄養学の観点から、すぐに実践できる腸活についてトーク!

シンプリス チョーカツ アクティブ プロ

VIEW DETAILS

<サプリメント> 17.3g(30袋/30日分)
機能性表示食品

臨床分子栄養医学研究会認定カウンセラー / ソラーチェ代官山 代表

山崎 麻央 Mao Yamazaki

加圧トレーニングやピラティス、インディバ、食カウンセリングほか、多角的に体のケアを行うプライベートスタジオ ソラーチェ代官山を主宰。スタジオで自ら指導を行うほか、セミナー講師、雑誌や書籍の監修等でも活躍。
また、化粧品、健康食品等の開発にも携わっている。講談社『#腹筋女子〜お腹が割れたら人生変わった!〜』・三笠書房「10秒痩せストレッチ〜一生太らない!気持ちよく痩せる〜」が話題。

シンプリス/シンプリス ザ バランス代表/NY州認定ビューティーセラピスト/英国ITEC国際ビューティースペシャリスト

山本 未奈子 Minako Yamamoto

NYの美容学校 L’atelier Esthetiqueを卒業後、同校で教鞭を執る。拠点を日本に移し、2009年にMNC New York Inc.を設立。「(まずは)日本で一番女性を幸せにする」をミッションに掲げ、女性の活躍をサポートするため、ウェルネスブランド「SIMPLISSE/シンプリス」のほか、フェムテック事業やファッションブランドを展開する。また美容記事の監修や講演など美容の専門家としても多方面で活躍中。著書多数。

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