どんより曇り空だと、なんとなく油断してしまう。
日焼け止めを省いたり、サングラスを家に置いてきたり——。
でも実は、曇りの日でも紫外線量はピーク時の9割近くに達することも。
雲は紫外線を“ある程度”は、遮ってくれます。でも、あちらこちらと散乱している紫外線は雲の隙間を縫って降り注いでいるのです。
また梅雨の晴れ間は、曇り続きで肌が慣れていない分、ダメージを感じやすいタイミングでもあります。
外出が少ない日も、リモートワークの日も、ちょっとした買い物だけの日も。
「今日は大丈夫」と思いがちなこの季節こそ、気を抜かないで。
今日から取り入れたい、3つのアプローチをご紹介します。
その1 | 日焼け止めは"落としやすさ"で選ぶ
強い日差しには、やはり日焼け止めという対策が重要。
でも、毎日きちんと使い続けるために大切なのは、塗ることより、落とすときのストレスをなくすこと。
洗浄力の強いクレンジングが必要な日焼け止めは、続けるほど肌への負担も積み重なります。
摩擦や乾燥、くすみ——。
丁寧にケアしているつもりが、落とす工程で肌を傷めているケースは少なくありません。
選ぶなら、ワンステップ洗顔だけで落とせるタイプや、肌負担の少ない処方のものがおすすめです。
日焼け止めというと、SPFの数値に目が行きがちですが、高い数値のものを週に数回塗るよりも、肌に合うものを毎日重ねる方が、長い目で見たときの安心につながります。続けやすい仕組みを整えることが、結果的に一番の対策に。
また、室内でも窓から紫外線は入り込みます。在宅の日もルーティンとして取り入れておくと、「うっかり焼け」を防ぎやすくなります。
その2|塗る以外の選択肢を持つ
日焼け止めでは、届かない場所があります。
目から入る紫外線や、頭皮などの塗りにくい部位です。
さらに、紫外線は全方位から降り注ぎ、そのダメージは肌の外側だけでなくカラダの中へも影響を及ぼします。「塗る」対策と並行して、「飲む」「食べる」という視点をプラスするのが、これからの季節のスタンダードになりつつあります。
たとえばサプリメント。
これから浴びる紫外線への備えとして、また日々のカラダのコンディションを整える習慣として取り入れるのもよいでしょう。
大切なのは、「いつから飲み始めるか」よりも、飲み続けること。
朝のスキンケアや朝食と一緒など、自分の日常のルーティンの中に組み込むようにすると◯。
また帽子やサングラス、UVカット素材のアウターなど、物理的に遮るアイテムも積極的に活用を。特に目から入る紫外線は見落とされがちですが、サングラスを選ぶ際はUVカット率を確認する習慣をつけておくといいでしょう。
その3 |食事からも、先回り
紫外線を浴びると、肌の細胞の中で活性酸素が発生。
これがいわゆる”酸化=サビ”のはじまりで、肌のくすみや乾燥のきっかけになることも。
外側のケアと同時に、食事から抗酸化成分を意識して摂り入れることは、肌の底力を育てることにもつながります。
抗酸化成分として、積極的に摂りたいのは、この2つの栄養素。
ポリフェノール
ワイン・コーヒー・緑茶などに含まれ、よく知られている栄養素ですが、ベリー類・ぶどう・りんご・玉ねぎ・ブロッコリーなど、身近な野菜や果物からも比較的摂りやすい成分です。
水に溶けやすい性質があるため、体内に長くとどまりにくく、毎日こまめに取り入れることがポイント。
まとめて摂るより、食事のたびに少しずつ意識する方が取り入れやすくなります。
カロテノイド類
トマト、にんじん、パプリカ、かぼちゃなど、赤・橙・黄色の食材に多く含まれる色素成分。脂溶性のため、生食よりもオリーブオイルやごま油など油を使って加熱する方が吸収されやすくなります。
炒める・煮るひと工夫で、同じ食材からより多くの栄養素を摂り入れられます。
梅雨明けの肌の状態は、この時期の過ごし方で変わってきます。
「なんとなくくすんでいる」
「日に焼けた気はないのに肌が疲れた感じがする」
こうした気になる変化のひとつひとつが、日々のケアの積み重ねで和らいでいくことも。
外側からのケア、内側からのアプローチ、そして毎日の食事。
どれかひとつを完璧にするより、3つを無理なく重ねることの方が、続けやすくて肌にもやさしい。
梅雨の蒸し暑さの中でも心地よく続けられるルーティンが、夏本番の自信につながります。
今年の夏は、しっかりケアした安心感とともに迎えましょう。